ごあいさつ

現在私は、産業カウンセラーとしてIT系企業で、キャリアやメンタルな問題に対する個人の相談や様々な研修をさせていただいています。そのような仕事の中でいつも思う事は、いわゆるSEという仕事の環境が大きく変わり、それに伴ってストレスの量も質も変わって来ており、心の元気なSEというような人が少なくなっているという事です。

本来SEの仕事は面白い、エキサイテングなものだと思うのですが、最近そのように思って仕事をしている方はどれ位いるのでしょうか。
目標管理に始まり、評価面談で半期が終わる中で、いつも納得できない気持ちのまま、我慢して、自分を押さえて仕事をしていれば、面白い仕事もなかなか楽しめませんよね。

IT系エンジニア(SE)のメンタルヘルス状況は、その他の職業の方に比べてかなり悪いのではないかというレポートがいろいろ出ています。
実際に産業カウンセラーの仲間や、ハローワークなどで働いているキャリア・コンサルタントの仲間などから聞く話でも、SEはメンタルヘルスの問題が多いよねという事をよく聞きます。

世界でトップクラスだった日本の「物作り」は、最近は東南アジアなどに流れてしまいタイやインドネシアから逆に日本に発注されることがあることを、NHKの番組で見た時に戦慄を覚えました。

ソフトウェアは既にあらゆる機器や製品に無くてはならない重要なものになっていますが、それを開発するエンジニアであるSEが、心の問題で元気が無いようでは、ますます日本は沈んで行ってしまいます。

私はそんな日本の産業を、将来を支える大事な大事なエンジニアである、SEの方々が心の元気を維持したり、取り戻したりして欲しいのです。
産業カウンセラーとして、その面でのお手伝いがしたいのです。

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